
あちこち歩いていると、いろんな人物に出会った。電車に乗っていると隣に人が親しげに「お前は日本人か?」と興味深げに訪ねてくる人、住んでいる人間と間違えられ道を尋ねる外国人。酒場に入るとしつこく日本について聞きたがる人・・・「東京のような小さい街にあれだけの人がいて夜寝るときは重なって寝るのか」と冗談半分に聞いてきてビールをおごってくれる地元民。とにかく面白い、人間バンザイ!!
市立公園(シュタットパーク Stadtpark)
初めてウィーンの街を訪れ、ホテルに荷物を置いてオペラ座やケルントナー通り、王宮を見学して、疲れた脚を休ませようとして立ち寄るのが、市立公園(シュタットパーク)ではないでしょうか。
この公園は1862年8月21日にウィーン市立第一号の公園としてオープン。(全ての完成は1872年です)設計は当時の宮廷画家であったヨーゼフ・セレニーと造園局長ルドルフ・ジーベックです。市の中心部の公園なので、読書する人、散歩する人など市民の憩いの場として賑わっていて、この公園内には観光客が必ず寄る、有名なヨハン・シュトラウスの記念像やシューベルト、ブルックナー像があります。沢山の木々と草花、小さな池はは人々の安らぎを与えています。
公園と隣接しているクアサロン(Kursalon)は毎日ワルツコンサートが開かれここも観光客で毎日賑わっています。(4月~10月)どの辺りにあるの?とお尋ねになる貴方。ウィーンにお出かけになればすぐにわかりますよ。
Karlskirche
設計者はVater und Sohn Fischer von Erlach(フィッシャー・フォン・エルラッハ父子)です。
場所はウイーンの1区、地下鉄駅のKarlsplatzカールスプラッツ駅からすぐのところ。このカールスプラッツ駅がオットーワーグナー作の有名な建築物ですがこれは後日述べましょう。
カールス教会は、ハプスブルク家のカール6世皇帝が、1714年2月、ウィーンを襲ったペストの流行の早期終息を願って教会建設が決定、1737年に完成しました。
ローマのトラヤヌス帝記念柱を模したという2本の柱、神殿風のポーチとバロック様式のドーム。皇帝から設計を依頼されたフィッシャー・フォン・エルラッハ父子はかなり張り切ったとみえます。
柱にはレリーフがびっしりと彫られています。聖人カール・ボロメウスがペストを鎮める物語とか。カールス教会の名前はこの人が由来です。
Schloss Schoenbrunn
ハプスブルク家の夏の離宮だったシェーンブルン宮殿は、マティアス皇帝が発見した泉(シェーンブルン・美しい泉)の名に由来します。
1569年の皇帝マクシミリアンII世から始まりマリア・テレジア女帝が完成させた宮殿です。皇帝達が住んでいるホーフブルク王宮(Hofburg)に対しこの宮殿は夏の離宮として利用されました。
全部で1141室もありその内の40室が一般公開されています。室内はボヘミアングラスのシャンデリア、黄金の装飾など、豪華絢爛で内装はマリア・テレジアの時代にロココ様式に改装されたものです。
外観はマリアテレジアカラーといわれる、黄色を基調とした色がなんともいえません。1805年、1809年とナポレオンがこの宮殿を利用しています。ナポレオンカラーとして有名な黄色はこのシェーンブルン宮殿の色からとったのではないかと思うのは私だけでしょうか。
宮殿内には「シシ―」こと、エリーザベト皇后(1837-1898)があの美しさを保つ為に作らせた運道器具が見られます。テーブルセットは独特のセッティングでナイフ・フォークがすべて右側に伏せて並べられています。1762年に6才のモーツァルトが御前演奏した「鏡の間」、にはモーツァルト自身の描かれた絵画が飾られています。このときモーツァルトが可愛かったマリー・アントワネットに近づき「僕のお嫁さんにしてあげる」といったと言われている。
また、シェーンブルン庭園内にある「ローマの廃墟」は当時の貴族がローマへの憧れをこめて18世紀にわざと古びたてて作らした物です。そしてマリアテレジアの夫、フランツ・シュテファン公の趣味で作ったシェーンブルン動物園は世界最初の動物園として有名ですね。
マリアテレジアが子供たちの情操教育のために利用していた様です。この動物園は一時、入園者の減少に伴い、閉園の憂き目に合いましたが、現在は来園者も増え皆様の来園を待っているとの事です。場所はグロリエッテを望んで右側です。是非行ってあげて下さい。そうそう、20世紀初頭に作られた日本庭園もありますのでお見逃しなく。
ウィーンに来たら、ここもやはり見逃せない見学コースですね。
◎宮殿内の見学時間:
夏季4月1日~10月31日8:30~17:00 冬季11月1日~3月31日 8:30~16:30
◎見学コース:
インペリアル・ツアー(22室を見学)
コース:宮殿西側/フランツ・ヨーゼフ皇帝とエリーザベト皇后の居住空間~宮殿中央/パーティー、セレモニーのためのホール、広間。
グランド・ツアー(40室を見学)
コース:宮殿西側/フランツ・ヨーゼフ皇帝とエリーザベト皇后の居住空間~宮殿中央/パーティー、セレモニーのためのホール、広間~宮殿東側/マリア・テレジア女帝とフランツ・シュテファン・フォン・ロートリンゲン皇帝の謁見の間。
《追記》
シェーンブルン宮殿内にはアパートメントがあり実際に人が住んでいます。月/20万円位の家賃だそうですが、貴方は如何ですか?オーストリア国ウイーン市シェーンブルン宮殿内○○殿。なんていう手紙をもらいたいですね。
Fiaker
ウィーンを訪れてまず目に付くのが、観光客を乗せて走っている観光馬車・フィアカーでしょう。このような観光馬車はウィーンばかりでなくフランスやイタリア、スペインでも見かけますがウィーンのフィアカーは一頭立てでなく、二頭立てで走っているのが特徴です。
昔はタクシーとして使われていたのでしょうが、二十世紀になって自動車に追われ、フィアカーの役目は終わってしまったのです。そして第二次大戦後、映画『第三の男』の影響でしょうか、アメリカやイギリスの観光客が増えた事により倉庫に眠っていたフィアカーを引っ張り出して観光馬車として使われ始めたのです。
1848年には680台ものフィアカーがウィーンの街中を走っていたそうです。でも今現在47台しかフィアカーがないそうです。何故増やさないかですって?フィアカー一台作るのに約700~800万円ほどかかるそうです。なるほどリムジン並みの値段ではおいそれと増やすにはいかない訳ですね。
このフィアカーなる名前は17世紀のフランス人ホーリー・フィアカーが発明したので彼の名前からきています。当時のフィアカーはかなり乱暴な運転だったらしく事故も絶えなかったそうですが、今でも街中ではタクシーが当時のフィアカー宜しく、乱暴な運転をしているようです、私もそんな運転手のタクシーに乗った事がありますが、これはごく一部の運転手ですからウィーンにお出での際には安心してご利用下さい。
フィアカーの乗り場は市の中心部、聖ステファン寺院前、王宮前など数ヶ所有ります、一人で乗っても四人で乗っても同じですから安く上げるなら友達同士でどうぞ。
ウインナーカフェーにもフィアカーと呼ばれるコーヒーがあります。薄めのモカにチェリー・ブランデーとミルクを少し加えたものですが寒い冬にはコーヒーにアルコールを入れて体を温めていたのですね。こんなコーヒーが飲めるのもウィーン観光の楽しみの一つですね。
フィアカー (辻馬車) 博物館 Fiakermuseum 17;Veronikagasse12
地下鉄U6:に乗ってJosefstaedter Strasse,で下車、または市電44番で Hernalser Guertelで下車してください。















